■かまぶろの効用
「かまぶろ」というのは京都の比叡山の麓、八瀬の里に古くから不老長寿の入浴法として伝ってさたものを改良したもので非常に健康に良いことが知れ亘り、多数の愛用者を生んでおります、かまぶろの効果は非常に広範囲であり、明らかに自律調節機能をたしかめることにより、体質を改善し、病気に対する抵抗を強くし、自然治癒カを促します。それは肩凝りの様なものに効くばかりでなく神経痛、リウマチ、不定愁訴とも伝うべさ自律神経症候群など、紡状一搬に効果があらわれることから云
えることであります。かまぶろの特長は、摂氏50度という高温の空気であります。湿度が多いため、高温にも拘わらず、耐えられないような熱気は感じません。多量の発汗を伴いますが単なる発汗療法で新陳代謝を旺盛にするというような月並みなものではなく、次の特長を有しております。

1 体表に近い組織の毛細血管仲淋巴管が拡張され、全身の血流も盛んとなり、老廃物が速巾かに江となって排泄される。
2 乾燥空気のため、蒸気風呂伸、入浴と異なり、発汗が妨げられないて完全に行われる。
3 血流によって酸素が運ばれ、組織が浄化されます。
4 末柑神経系から中枢神経系へ、中村神経系から末柑神経系へと刺戟の伝導がよくなります。この間、大脳、間脳系、自律神経系、内分秒系の機能はたかめられ、正常化を促します。
5 細胞酸素の活性化により、チトクロームの賦活、体内の酸化、イオンの伝達が促進されます。
6 体表よりイオンの吸収が盛んとなります。

■かまぶろ温泉の適応症かまぶろに入ると、誰て"もが必らず心身の爽快を覚えます。疲労感がなくなり、食欲は増進し、便の調子は良くなり、身体は軽くなります。何かと身体の快調があらわれてくる、すぐれた健康法と云えましょう。皮膚のツヤが良くなり、小駿がなくなり化粧ののりが非常によくなると云われます。又、巾せた入は体重が増加し、肥満の人は脂肪がとれ、頭髪の脱毛を防ぎ、若返り作用があります。